テンカフンってわかりますか?
![テンカフンってわかりますか?](https://www.rie-heart.com/wp-content/uploads/2021/12/22046369.jpg)
天花粉(てんかふん)はお風呂あがりの匂い、夏の粉雪がつくる白い肌の匂い。
痛めた肋骨にずっと固定ベルトをしていたので、なんとなくむず痒いような時がありました。
そんな時に、「お風呂上がりにテンカ粉、はたいてみたら」と言った人がいました。
「テンカフン」「てんかふん」その言葉の響きが私の五感を駆け巡りました。
今では死語に近いかもしれず、「テンカフン」と言っても、通じない人もいるのかも知れませんね。
今はベビーパウダーとか、商標名でシッカロールなどが一般的でしょうか。
幼い頃、お風呂上がりに、この「テンカフン」の白い粉をパタパタされた記憶が蘇る方もいるのではないかと思います。
ところでこの「テンカフン」は、どんな漢字を書くのだろうという話になりました。
フンは粉とわかりましたが、テンカがわかりません。
調べると、「天花粉」または「天瓜粉」なんですね。
キカラスウリの根からとれる粉のことで、古くから おしろいがわりに用いられてきました。
まるで、サラサラと降りかかる夏の粉雪のようです。
汗疹(あせも)も天花粉(てんかふん)も、夏の季語なんだそうです。
この粉は、低刺激なので、薄〜くはたくと、ベールを纏ったようにほんのりと白くすべすべの質感になったり、クリームファンデーションなどの上から薄くはたいておくと下地がくずれにくくなって、ポイントメイクも長持ちしたり、比較的、安価ということもあって、惜しげなく全身に使えたりもするので、手放せないという人も多いようです。
すっかり忘れていたこの「テンカフン」という言葉、
漢字と共に、五感で感じていたことを思い出しました。
![粉の所持が明白に](https://storage.tenki.jp/storage/static-images/suppl/article/image/5/54/540/5401/3/large.jpg)
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