スパナとレンチを学ぶ

スパナとレンチを学ぶ

締め付け工具のスパナとレンチ

愛車のトリッカーを見ると、たくさんのボルトやナットが随所に締められています。

こうした締め付けをするときの工具が、スパナやレンチで、意味合いは同じなんだそうです。イギリス英語がスパナ、アメリカ英語がレンチで、言語が違うだけ、スパナもレンチも同じものを指しています。

ただ日本では口が開いているものをスパナ、

 

閉じているものをレンチと呼ぶようです。

種類

上の写真の両端(片方の場合もあります)がカニのはさみのようなスパナ。輪っかのついているレンチ。両橋に輪っかがついているものは、めがねレンチとも言うそうです。

他にモンキーレンチ、ソケットレンチ、ボックスレンチ、トルクレンチ、六角棒レンチ、チェーンレンチ、ストラップレンチ、ロケットレンチなど、それぞれの用途に合わせたレンチがたくさんあります。

使い方

スパナは、六角ボルトの頭がぴったりはまるように差し込んで使います。スパナを回転させて、ボルトを締めたり緩めたりします。スパナの回転できるスペースがなければ、使うことができません。トリッカーのブレーキレバーを外すときも、手首を360度回すことはできなかったので、ある程度回したら、一度スパナを外してもう一度ボルトの頭にスパナを合わせ、またある程度回すことの繰り返しで、緩めたり、締めたりしました。

機械によっては、手は入るけれど、見えないところにボルトがあると言うような複雑な作りになっていることもあります。その際は、手探りでボルトの頭にスパナを合わせなければなりません。そうした見えない部分にあるボルトを回す場合は、何度も手探りでボルトの頭にスパナを合わせるという作業が必要なので、たかがボルト一本でも、締め付けるのに非常に苦労してしまいそうです。

メガネレンチは、上からかぶせるようにしてボルトの頭に合わせ、レンチ自体を回転させてボルトを締め付けます。ボルトの頭からは、外れにくいでのすが、スパナよりも長いので、メガネレンチが回転するスペースが多く必要です。

スパナなら、ボルトの頭から外れやすいので、少しずつ回して締め付けていくことができますが、レンチは少しづつ外す、少しずつ締め付けていという労力が必要なので、どちらが自分には使いやすいかで選びましょう。合わせて、ボルトやねじが「なめる」ことが少ないのはレンチでしょうか。

目的別スパナとレンチの選び方

工具のサイズはミリメートルで統一されています。この規格のねじはメートルねじと呼ばれていますが、他にウィットねじというものがあります。これはインチサイズの規格です。

インチサイズについては1インチが25ミリなので、それを8で割った単位でサイズが刻まれています。1インチ以下だと(1/8、1/4(2/8)、3/8、1/2(4/8)、3/4(6/8)、1インチ(8/8)です。呼び方はそれぞれいちぶ、にぶ、さんぶ、よんぶ、ろくぶ、インチです。

インチサイズのボルトに、ミリサイズ規格の工具を使用することは不可能ではありませんが、ぴったりはまるわけではないので、滑りやすくボルトナットの角が削れてしまいます。きつく締まっているボルトを無理に回そうとすれば、滑って削れてしまいます。工具を購入する際は、ミリサイズ規格か、インチサイズ規格かを確認しましょう。

寸法

スパナもメガネレンチもサイズは六角ボルトの頭の径で呼びます。六角ボルトの頭のサイズが10ミリの場合は適合するスパナのサイズも10ミリですし、13ミリのボルトに合うのは13ミリのスパナです。念のため、寸法表で確認しましょう。

その他のレンチやスパナ

●ボルトをつかむ部分の幅をウォームギヤによって自由に変えられる「モンキーレンチ」
●円筒状のボックスがついた「ボックスレンチ」

ソケットレンチのソケットとハンドルが一体となったレンチ。ソケット部は六角の六面で、一体構造によりガタツキがないため、モンキーレンチやレンチより大きいトルクを必要とする作業に適する。ボックスレンチといえば、特にT形レンチのことを指す場合があります。

 

●「ソケットレンチ」ボルトやナットの頭に嵌めるソケットとそのソケットを回すハンドル類とから成り立っています。

 

●パイプを回すためのレンチ。 主に水道管、ガス管などに継手をねじ込んだり、外したりする、配管工事に使わ れる工具。 「パイプレンチ」

●適正トルクで締め付けるための「トルクレンチ」

 

●ラチェット機構のついた「ラチェットレンチ」

●六角穴に差し込んで使用する「六角レンチ」など多種多様な「レンチ」が用いられます。

家具にもよく使われていますね。

 

●「スパナ」は、イギリス英語の “spanner” を語源とする「レンチ」別称で、「スパナー」とカタカナ表記することもあります。日本では、挟む部分が片側のみについた「片口スパナ」、異径サイズの挟む部分が両端についた「両口スパナ」を指すことがほとんどです。

 

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この記事の作者
大学を卒業後、福岡にあるプロモーション会社MC部に入社。

その後FM山口、テレビ山口などでアナウンサーやレポーターを務めました。バイクが大好きで、ラジオでもTVでも、バイクの番組を担当、それが縁で出会ったダーリンと結婚のため上京。

自身の結婚式では、親族には教会プラス温泉を、同僚や友人には東京タワーの夜景をみながらのパーティーを楽しんでいただきました。

ブライダルMCとしても、2000組以上のカップルを担当、フリーウエディングに携わった経験からも、コンセプト作成やサプライズが得意です。また企業研修の講師として、話し方や聞き方、クレーム、接遇などコミュケーション分野を中心に、新入社員から管理者まで幅広い層の研修を担当。

現在は福岡に在住、リターンライダー歴4年目にして、オフロードの会に所属、初心者の私をあたたかく見守ってくださる環境のなかで、のびのび(恐々とも言う)走っています。また、所属したグループのご縁で、「あなたがレジェンドライダー」を企画、バイクライフを通してたくさんの面白い・楽しいご経験やストーリーを伝えています。そのほか、オンラインによるZoom de Wedding、ライダー婚をはじめ「趣味婚」に特化した人前式、話し方講座なども提供しています。

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