忘れられないご友人のスピーチ

忘れられないご友人のスピーチ

スピーチの秘訣

はじめに、全体に質問を投げかける

「みなさん、あの、ちょっと聞きたいんですけど、これまでテストで『0点』とったことある人いますか?」

はじめ、シーンとしていた会場に、「実はありまーす」と手をあげてくれた人がいました。

質問したことには、必ず応える

「いや、いるもんですねー、俺、自分以外に『0点』とったやつ知らないから・・・嬉しいです。」

と。前置きしたあと・・・

対象人物を落としながらあげる  オチの前に十分「間」をとる

「実は新郎の●●くんとは、高校2年の時、同じクラスになったんですけど、俺、成績悪くて、数学『0点』とって、追試でも赤点で、再追試で合格点取れないと、3年に進学できないっていう状態だったんですよ。そんな俺に、●●は付き合ってくれまして、こう見えて、教え方メチャクチャうまいんですよね、再追試で、俺【のあと十分すぎる間をとっていました】・・・・・・・・・・・・ 100点とったんですよー」(オーと会場から拍手喝采が起こりました)

対象人物を素直にわかりやすく褒める

話はこれで終わらなくて、この進級試験から、3年の卒業試験までお世話になりっぱなしで、俺なんとか、卒業できました。

●●は、今でも教え方うまいとは自分では思ってないと思うし、俺がこんなに恩を感じてることもわかっていないと思います。そういう、ほんと、目立たないけど、すごい人を思いやれるいい奴なんです。ほんと、●●だけが見捨てなかったんですよ、俺のこと・・・。▲▲(新婦の名前)さん、なんかわからないことがあったら、聞いて見てください。すごくわかりやすく教えてくれますから。・・・どうぞ、お幸せに」

自然な表情で

決して、話が流暢だったわけでもありません。

むしろ言葉につまりながらのスピーチでした。

会場に『0点』とったと手をあげてくれた人がいたときの、なんとも言えない表情も、

ちょっぴり涙目で高校時代を思い出しているような遠い目にも、

会場のみんなの心がきゅんと動いたのがわかりました。

 

 

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この記事の作者
大学を卒業後、福岡にあるプロモーション会社MC部に入社。

その後FM山口、テレビ山口などでアナウンサーやレポーターを務めました。バイクが大好きで、ラジオでもTVでも、バイクの番組を担当、それが縁で出会ったダーリンと結婚のため上京。

自身の結婚式では、親族には教会プラス温泉を、同僚や友人には東京タワーの夜景をみながらのパーティーを楽しんでいただきました。

ブライダルMCとしても、2000組以上のカップルを担当、フリーウエディングに携わった経験からも、コンセプト作成やサプライズが得意です。また企業研修の講師として、話し方や聞き方、クレーム、接遇などコミュケーション分野を中心に、新入社員から管理者まで幅広い層の研修を担当。

現在は福岡に在住、リターンライダー歴4年目にして、オフロードの会に所属、初心者の私をあたたかく見守ってくださる環境のなかで、のびのび(恐々とも言う)走っています。また、所属したグループのご縁で、「あなたがレジェンドライダー」を企画、バイクライフを通してたくさんの面白い・楽しいご経験やストーリーを伝えています。そのほか、オンラインによるZoom de Wedding、ライダー婚をはじめ「趣味婚」に特化した人前式、話し方講座なども提供しています。

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